こんにちは。中小企業診断士の伊藤です。
最近、近所に居酒屋が増えておりまして、帰り道は「焼き鳥」の魔力に負けそうになります。
どの「焼き鳥屋」が美味しいのだろう?などと思いながら帰ることが多くなってきましたので、
これを機に、少しザイオンス効果について触れておこうと思います。
ちなみに、僕は「秘伝のタレ・たっぷり」などというワードに弱いです…
みなさんは、ご商売をしていて、
「この商品だったらあのお店に負けないのに!」「なぜあっちのお店にいくのかしら!!(# ゚Д゚)」
といった感情を一度は持ったことがあると思います。
本日は、創業者ながら、ザイオンス効果を使って「このメニューなら、断然一番はこのお店!」と言ったポジションを作ったツワモノの話です。
最後まで読むと、SNS発信のプチコツが分かると思います。
ザイオンス効果とは
ザイオンス効果とは、最初は興味なかったモノでも、何度が見たり触れたりしていくうちに親近感が湧いてくる効果のことを指します。
勘の良い方なら、ザイオンス効果を発揮するツールとして、SNSは、いつでもどこでも繰り返し発信出来るのので、とても相性の良さを感じることと思います。
ただし、SNSの発信は、それほど簡単なものでは無いことも、もはや自明の理です。
とはいえ、それでは悲しすぎますので、ザイオンス効果の例を紹介していきますので、少しでも参考にして下さい。
みなさんはメディア局です
みなさんは、何かしらのSNSを使って自己発信を行っていると思います。
ということは、小さくとも、あなたのSNS自体がメディア局という訳です。
視聴者のみなさんへ、あなたらしい、面白いコンテンツを届けなければなりません。
みなさんは、毎週楽しみにしているTV番組はありますか?
そのTVは何曜日の何時から始まりますか?
もちろん、覚えていますよね!
そうですね。ドラマなら月曜日の9時、ドリフなら土曜の8時でしたね。
この様に、ファンになった方は、特定の時間に発信や投稿されることを知って、今か今かと待っているのです。
ハンドメイドの新商品、日替わりメニュー、今日の特売商品…
毎日、同じ時間に興味深い内容が継続的に発信されていたら、それこそザイオンス効果が抜群に発揮されると思いませんか。
「あなたの、○時だョ全員集合は何時ですか?」
てことで、興味深い内容を、ターゲットに一番響く(目に届く)時間帯に継続投稿していくとファンが増えてきますョ。
投稿に最適な時間帯は?
これは、ターゲットによって異なります。
お父さん、お母さん、妹、姉、兄、弟…職業や生活スタイルによってSNSに触れることの出来る時間が全員違います。
なので、そもそも、「誰にでも届く投稿に最適な時間・ゴールデンタイム」というものは、存在しそうでしません。
この最適な時間というのは、実際に投稿し、分析してみなければ分かりません。
インプレッションや反応が良い時間帯をPDCAを回して発見していきましょう。
それが分かれば、継続していくのが面白くなります。反応が大きければ投稿しがいがありますからね。
とはいえ、適当に「15時でいいや。今15時だし・・・」などと設定してはいけません。
「多分、こうであろう」という仮説をかならず持って投稿しましょう。仮説は当たっても外れても自分の身になります。
興味深い内容を継続的に定刻発信
ある創業者が地域において看板メニューを不動の座としたのは、とてつもないシンプルな方法の「継続的定刻発信」でした。
特に飲食店は店名で選ぶこともありますが、「何食べたい?」というメニューで選ぶことの方が多くありませんか?
地域において、
カレーならあのお店!
うどんならこのお店!
ピザならこのお店!
と言うように、メニューで選ばれるポジションを獲るととてもアドバンテージとなります。今日、モデルとなった創業されたカフェはまさにこれでした。
しかも、このポジションは田舎になればなるほど早い広がりを見せるものでもあります。
早い時期に看板メニューのポジションを取ったので、比較的安定感のある売上となり順調な船出となったとのことです。
ザイオンス効果を意識して、しっかりとお客様に必要な時間に興味深い情報を届けていきましょう。