こんにちは。
去る10月21日、多摩大学にて学生向け創業セミナーを行いました。
学生のみんな、ありがとね。
記事はここだよ→「事業構想論Ⅱ」に中小企業診断士の伊藤真一様ご登壇 | 多摩大学 産官学民連携センター (t-collabo.com)
学生のみなさん、非常に熱心に耳を傾けていただきました。
さて、最後の学生からいただいた質問を紹介したいと思います。
「起業したいのですが、ビジネスアイデアが浮かびません。どのような勉強をしたら良いのでしょうか?」
といった、真ん中の良い質問だと思いました。
しかし、今の学生、意識高いな~~
では、僕なりの答えを話させていただきましたので紹介します。
「まずは市場を知ることが大事です」と言いたかったのですが・・・
ビズネスは一にも二にも市場の選定が重要です。
と、答えたかったのですが、いったん考えました。
というのも、ここは大学ですから、市場調査の重要性は充分に伝えられていると思ったからです。
加えて、「あるスキル」が無いと、
市場を調べても、
フレームワークをいかに知っていたとしても、
効果的に検討することが出来ないと思ったからです。
大前提はシンキングスキルにあります。
「あるスキル」とは、シンキング力です。
市場であろうとターゲット選定であろうと、「考える力」「深掘りする力」が無いと意味がありません。
なぜ、そうなっているのか。という真因訴求力と課題設定力。
これからどうなるのか。予想と仮説思考力。
当社にどんな影響があるのか。リスク管理と展開力。
ざっくり言うと、ここから成功要因を導いていきます。なので、シンキング力が無いとすべてが始まらないのです。
経済産業省が平成29年に発表した「人生100年時代の社会人基礎力」という報告書には、シンキングスキルの重要性がピックアップされています。
シンキングスキルは訓練で身に付きます。要は日常で意識的に「やるかやらないか」だけなのです。
ロジカルシンキングで「抽象」と「具象」を使いこなせ!
学生のみんな、僕がおススメするのは「抽象」と「具象」の使いこなしだ。まず最初はこれだけでもだいぶ世界が、そして景色が変わるよ。
これを勉強するには「ロジカルシンキング」を学ぶのが一番良いと思う。
特に、今の頭の柔軟なうちにこれを勉強していてね。
なぜならね、もう、そのうち「ロジカルシンキング」は「ネット」の様に当たり前の技術となるから。
経済産業省もそう言ってるよ。
シンキングスキルを付けて、まずは狙う市場の調査だ!がんばろうぜ!